元気屋 Genkiya
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COPD(慢性閉塞性肺疾患)別名「タバコ病」の恐怖と対策

呼吸器疾患
2024年12月31日
医療監修チーム
COPDタバコ病息切れ禁煙

重要なポイント

  • 別名「タバコ病」と呼ばれ、喫煙が最大の原因です
  • 階段の上り下りなどで息切れを感じたら要注意です
  • 放置すると呼吸不全になり、酸素療法が必要になります
  • 一度壊れた肺は元に戻りませんが、禁煙で進行を遅らせられます

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは

COPDは、タバコの煙などの有害物質を長期間吸い込むことによって肺に炎症が起き、呼吸がしにくくなる病気です。 かつては「肺気腫」や「慢性気管支炎」と呼ばれていましたが、現在はこれらをまとめてCOPDと呼びます。 日本の潜在患者数は530万人以上と推計されていますが、治療を受けているのはそのごく一部です。

主な症状

1
初期のサイン

「年のせい」や「風邪気味」と勘違いされやすく、見逃されがちです。

  • 階段や坂道での息切れ
  • 慢性的な咳や痰
  • 風邪をひきやすく、治りにくい

2
進行すると...

  • 安静時でも息苦しい
  • 呼吸をするたびに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がする(喘鳴)
  • 体重減少、食欲不振
  • チアノーゼ(唇や爪が紫色になる)

原因とリスク因子

喫煙が最大の原因(90%以上)

COPD患者の90%以上は喫煙者です。タバコの煙に含まれる有害物質が、肺胞(酸素を取り込む場所)を破壊し、気管支に炎症を起こします。 受動喫煙もリスクとなります。

「今さらやめても遅い」はありません。禁煙すれば、肺機能の低下スピードを緩やかにできます。

治療と対策

1. 禁煙

治療の基本であり、最も重要なことです。ご自身の力だけで難しい場合は、禁煙外来を利用することをお勧めします。

2. 薬物療法

気管支を広げる薬(吸入薬)や、炎症を抑える薬を使用し、呼吸を楽にします。

3. 呼吸リハビリテーション

口すぼめ呼吸などの呼吸法の習得や、無理のない運動を行うことで、体力を維持し、息切れを軽減します。

4. 在宅酸素療法(HOT)

病気が進行し、血液中の酸素が不足した場合は、自宅で酸素を吸入する治療が必要になることがあります。

⚠️
医療免責事項

本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。