肺癌の症状と早期発見原因と検診の重要性
がん・腫瘍
2024年12月31日
医療監修チーム
肺癌喫煙咳・痰早期発見
重要なポイント
- 日本のがん死亡数で第1位の疾患です
- 喫煙が最大のリスク因子です
- 初期は無症状のことが多く、検診が重要です
- 長引く咳や痰は危険信号の可能性があります
肺癌とは
肺癌は、気管、気管支、肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。 進行すると、血液やリンパ液の流れに乗って、骨、脳、肝臓、副腎などに転移しやすい特徴があります。 日本ではがんによる死亡数の第1位を占めており、早期発見・早期治療が極めて重要です。
主な症状
1初期〜中期の症状
風邪の症状と似ているため見過ごされがちですが、以下のような症状が長引く場合は注意が必要です。
- 咳が長引く(2週間以上)
- 痰が出る、血が混じる(血痰)
- 発熱が続く
- 胸の痛み
2進行すると現れる症状
- 息切れ・呼吸困難
- 声のかすれ(反回神経麻痺)
- 顔や首のむくみ
- 体重減少・食欲不振
原因とリスク因子
喫煙(受動喫煙を含む)
喫煙は肺癌の最大のリスク因子です。喫煙者は非喫煙者と比べて、肺癌になるリスクが男性で約4.5倍、女性で約2.3倍高くなると言われています。 また、タバコを吸わない人でも、周囲のタバコの煙(受動喫煙)を吸うことでリスクが高まります。
禁煙は何歳から始めても遅くありません。リスクを低減する最も効果的な方法です。
その他のリスク因子
環境要因
アスベスト、ヒ素、クロムなどの有害物質への曝露
大気汚染
PM2.5などの微粒子状物質
基礎疾患
COPD(慢性閉塞性肺疾患)、結核の既往など
年齢・性別
40歳代後半から増加、特に高齢者に多い
早期発見のための検診
胸部X線検査
最も一般的な検診方法です。肺全体の様子を影絵のように映し出し、異常な影がないかを調べます。
喀痰(かくたん)細胞診
痰を採取して、がん細胞が含まれていないかを顕微鏡で調べる検査です。特に喫煙者に推奨されます。
低線量CT検査
X線検査よりも詳細な画像が得られるため、小さな肺癌や心臓・血管の裏に隠れた病変も見つけやすくなります。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
