肝臓癌の症状と原因沈黙の臓器を守るために
がん・腫瘍
2024年12月31日
医療監修チーム
肝臓癌肝炎ウイルス肝硬変脂肪肝
重要なポイント
- 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期症状がほとんどありません
- 主な原因はB型・C型肝炎ウイルスの持続感染です
- 近年、脂肪肝やアルコール性肝障害からの発がんが増えています
- ハイリスク群(肝炎ウイルス陽性など)の方は定期的な検査が必須です
肝臓癌とは
肝臓癌(肝細胞癌)は、肝臓の細胞ががん化したものです。 多くの場合、慢性肝炎や肝硬変といった背景となる肝臓の病気があり、そこから発生します。 そのため、肝臓癌の治療とともに、背景にある肝臓病の治療も重要になります。
主な症状
1初期症状
特有の症状はほとんどなく、検診などで偶然見つかることが多いです。
2進行すると現れる症状
がんが進行したり、肝硬変が悪化すると以下のような症状が現れます。
- 腹部(右脇腹あたり)のしこりや圧迫感
- 全身倦怠感、食欲不振
- 黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)
- 腹水(お腹に水がたまって膨らむ)
原因とリスク因子
肝炎ウイルスの感染
日本では肝臓癌の約60%がB型・C型肝炎ウイルスの持続感染によるものです。 ウイルス感染により慢性肝炎、肝硬変へと進行し、その過程でがんが発生しやすくなります。
一度も検査を受けたことがない方は、肝炎ウイルス検査を受けることを強くお勧めします。
その他の原因
過度な飲酒
アルコール性肝障害から肝硬変、肝癌へと進行することがあります。
脂肪肝(NASH)
肥満や糖尿病に伴う脂肪肝(非アルコール性脂肪肝炎)からの発がんが増加しています。
検査と予防
ハイリスク群の定期検査
慢性肝炎や肝硬変の方は、肝臓癌ができるリスクが高いため、定期的な超音波(エコー)検査や血液検査(腫瘍マーカー)を受けることが極めて重要です。 早期発見できれば、手術やラジオ波焼灼療法などで根治が可能です。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
