歯周病の症状と予防歯を失う最大の原因
歯科・口腔外科
2024年12月31日
医療監修チーム
歯周病歯槽膿漏口臭予防歯科
重要なポイント
- 成人が歯を失う原因の第1位です
- 初期は痛みがなく、静かに進行します(Silent Disease)
- 糖尿病や心疾患など、全身の病気とも深く関係しています
- 毎日の歯磨きと定期的な歯科検診で予防可能です
歯周病とは
歯周病は、歯垢(プラーク)の中の細菌によって歯茎に炎症が起こり、進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまう病気です。 以前は「歯槽膿漏」と呼ばれていました。 日本人の成人の約8割がかかっていると言われる国民病ですが、初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうことが最大の問題です。
進行段階と症状
1歯肉炎(初期)
歯茎だけに炎症が起きている状態です。この段階なら完治が可能です。
- 歯磨きの時に出血する
- 歯茎が赤く腫れている
2歯周炎(中度〜重度)
炎症が骨まで広がり、歯がグラグラし始めます。
- 歯茎が下がって歯が長く見える
- 口臭が強くなる
- 硬いものが噛みにくい
- 歯と歯の間に隙間ができる
全身への影響
歯周病菌やその毒素は、血管を通じて全身に運ばれ、様々な病気のリスクを高めることがわかっています。
糖尿病
歯周病があると血糖コントロールが悪化しやすく、治療すると改善することがあります。
心疾患
心筋梗塞や狭心症のリスクを高める可能性があります。
誤嚥性肺炎
高齢者において、口の中の細菌が肺に入ることで肺炎を引き起こします。
早産・低体重児
妊婦さんが歯周病にかかっていると、リスクが高まると言われています。
予防と対策
セルフケア(毎日のケア)
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間の汚れを落とすことが重要です。 就寝中は唾液の分泌が減り細菌が増殖しやすいため、夜寝る前の歯磨きは特に丁寧に行いましょう。
プロフェッショナルケア(歯科医院でのケア)
歯石(プラークが石灰化したもの)は歯磨きでは取れません。 3〜6ヶ月に一度は歯科医院で検診を受け、歯石除去(スケーリング)や専門的なクリーニングを受けましょう。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
