咽頭炎の症状・原因・治し方のどの痛み・発熱の受診目安を整理
呼吸器・感染症
2026年1月17日
医療監修チーム
咽頭炎のどの痛み発熱ウイルス溶連菌
重要なポイント
- 咽頭炎の多くはウイルス性で、休養と水分補給で自然に軽快します
- 強いのどの痛みや高熱、周囲での流行がある場合は溶連菌など細菌性も考えます
- 息苦しさ、唾が飲み込めない、脱水、意識低下などは早めの受診が必要です
- 抗菌薬は細菌が疑われる場合に限り、医師が検査と評価で判断します
咽頭炎とは(のどの炎症)
咽頭炎は、のど(咽頭)の粘膜に炎症が起こり、のどの痛み、違和感、発熱などが出る状態です。 かぜ(上気道感染)の一部としてみられることが多く、原因はウイルスが中心です。一方で、 溶連菌など細菌が原因の場合は、合併症予防の観点から検査と治療が重要になります。 症状が似ている疾患としては季節性インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、溶連菌感染症 などがあります。
主な症状(のどの痛み・発熱)
- のどの痛み・しみる感じ、飲み込みにくさ
- 発熱、悪寒、だるさ
- 咳、鼻水(原因がウイルスのときに多い)
- 扁桃の腫れ、白い付着物(細菌性の可能性)
- 首のリンパ節の腫れ・痛み
受診の目安(危険サイン)
- 呼吸が苦しい、ゼーゼーする、声が出しにくい
- 唾液が飲み込めない、水分が取れず尿が少ない(脱水)
- 高熱が続く、強い痛みで食事や睡眠が取れない
- 発疹、関節痛、強い頭痛、意識がぼんやりする
- 乳幼児、高齢者、基礎疾患がある方で症状が強い
原因(ウイルス・細菌)
ウイルス性(多い)
かぜの一部として起こることが多く、安静と水分補給、解熱鎮痛薬などの対症療法で回復することが多いです。
細菌性(溶連菌など)
溶連菌などが原因の場合、抗菌薬が必要になることがあります。迅速検査や診察所見で評価します。
検査と治療
医療機関で行うこと
- 診察(のどの所見、リンパ節、呼吸状態)
- 必要に応じて迅速検査(溶連菌、インフルエンザ、COVID-19など)
- 対症療法(解熱鎮痛薬、うがい、保湿・加湿など)
- 細菌性が疑われる場合は抗菌薬を検討(自己判断での内服は避ける)
自宅でのセルフケア
- 水分補給(少量ずつでも回数を増やす)
- のどの保湿(加湿、温かい飲み物、のど飴など)
- 痛み・発熱が強いときは解熱鎮痛薬を検討(医師・薬剤師に相談)
- 喫煙・飲酒は刺激になりやすいので控える
- 家庭内感染対策(手洗い、タオル共用を避ける、換気)
予防(うつさない・うつらない)
咽頭炎は原因が感染症の場合、周囲に広がることがあります。基本の対策として手洗い・手指衛生、マスク、 換気、十分な睡眠と栄養を組み合わせましょう。発熱や強い症状がある場合は無理に出勤・登校せず、 休養を優先します。
まとめ
咽頭炎は多くがウイルス性で、セルフケアで回復することが多い一方、溶連菌など細菌性では検査と治療が重要になります。 症状が強い、呼吸が苦しい、水分が取れないなどのサインがある場合は早めに医療機関へ相談しましょう。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
