元気屋 Genkiya
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溶連菌感染症の症状・検査・治療発疹や何日休むかの目安も解説

子供の病気・感染症
2024年12月31日
医療監修チーム
溶連菌 症状溶連菌 発疹溶連菌 検査(迅速)溶連菌 治療(抗菌薬)溶連菌 何日休む

重要なポイント

  • 学童期の子供に多く見られる細菌感染症です
  • 突然の発熱と喉の痛み、イチゴ舌が特徴です
  • 抗生物質を処方された期間(通常10日間)飲み切ることが重要です
  • 腎炎やリウマチ熱などの合併症を防ぐため、適切な治療が必要です

溶連菌感染症とは

「A群溶血性レンサ球菌」という細菌に感染することで起こる病気です。 主に喉に感染して炎症(咽頭炎・扁桃炎)を引き起こします。 大人も感染しますが、特に5歳から15歳の子供に多く見られます。 冬から春にかけてと、初夏に流行する傾向があります。

溶連菌 症状(喉の痛み・発熱・イチゴ舌)

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典型的な症状

  • 38〜39℃の発熱(突然上がることが多い)
  • 喉の激しい痛み(飲み込むと痛い)
  • 咳や鼻水は少ない(風邪とは異なる点)
  • イチゴ舌(舌に赤いブツブツができてイチゴのようになる)

2
その他の症状・合併症

  • 全身に細かい発疹が出る
  • 腹痛、嘔吐(小さい子供に多い)
  • 首のリンパ節の腫れ

溶連菌 発疹(猩紅熱)

溶連菌感染症では、体幹を中心に細かい赤い発疹が出ることがあります(猩紅熱)。 触るとザラザラした感触になりやすく、首やわき、太ももの付け根などに目立つこともあります。

  • 発疹の有無や強さには個人差があり、出ない人もいます
  • 数日〜1週間ほどして皮膚が落屑(皮がむける)することがあります
  • 強いかゆみや息苦しさを伴う場合は早めに医療機関へ相談してください

溶連菌 検査(迅速)と溶連菌 治療(抗菌薬)

迅速検査

溶連菌 検査(迅速検査)は、喉の奥を綿棒でこすって検体を採取し、5〜10分程度で結果がわかります。 強い喉の痛みと発熱があり、咳や鼻水が少ない場合などに行われます。

陰性でも疑いが強いとき

迅速検査が陰性でも、状況によっては培養検査を追加したり、経過を見ながら再評価することがあります。

抗生物質(抗菌薬)による治療

溶連菌は細菌なので、抗菌薬(抗生物質)が非常によく効きます。 飲み始めると1〜2日で熱が下がり、喉の痛みも和らぎますが、菌はまだ体内に残っています。

重要:処方された期間(通常10日間)は、症状が消えても薬を飲み切ってください。

途中でやめると再発したり、リウマチ熱や急性糸球体腎炎といった重大な合併症を引き起こす可能性があります。

溶連菌 何日休む?登園・登校・仕事の目安

一般的には、適切な抗菌薬による治療開始後24時間程度を経過し、解熱して全身状態が良ければ登園・登校・出勤が可能とされます。 園・学校・職場のルールや医師の判断が優先されるため、指示に従ってください。

家族内でうつさないためのポイント

  • 飛沫対策(マスク、距離、換気)
  • タオル・コップ・箸などの共用は避ける
  • 手洗いを徹底し、子どもは爪を短く保つ

溶連菌 大人・溶連菌 子ども(違いと受診の目安)

溶連菌は子どもに多い一方、溶連菌 大人でも感染します。家庭内で子どもから大人へ、またはその逆にうつることもあります。 大人では発疹が目立ちにくいことがある一方、喉の痛みが強く出ることがあります。

似た症状でも、ウイルス性の咽頭炎・扁桃炎インフルエンザなど鑑別が必要なため、強い喉の痛み・高熱がある場合は医療機関で相談してください。

溶連菌 合併症(急性腎炎/リウマチ熱)

急性糸球体腎炎(急性腎炎)

発症から1〜3週間ほどして、血尿(コーラ色の尿)、むくみ、尿量減少、血圧上昇などが見られることがあります。

「治ったと思った後」の変化にも注意し、心配な症状があれば受診してください。

リウマチ熱

関節の痛み・腫れが移動する、発熱が続く、胸の痛みや動悸などが起こることがあります。

合併症はまれですが、抗菌薬を飲み切ることが重要です。

溶連菌 劇症型(劇症型溶血性レンサ球菌感染症)

まれに、溶連菌が血液や深部組織に侵入し、全身状態が急速に悪化する「劇症型(STSS)」を起こすことがあります。 早期治療が重要なため、次のような症状がある場合は救急受診を検討してください。

  • 痛みが急激に強くなる(傷口や筋肉痛のような痛み)
  • ぐったりして意識がはっきりしない、冷汗が出る
  • 息苦しさ、唇が紫っぽい、手足が冷たい
  • ふらつき、動悸など血圧低下を疑う症状

予防と再発対策

  • 手洗い・うがいを習慣化する
  • 咳エチケットを徹底し、室内を換気する
  • 発熱時は無理をせず、十分な睡眠と水分を確保する

よくある質問(FAQ)

溶連菌は何日休む必要がありますか?(登園・登校・仕事)

一般的には、抗菌薬による治療開始後24時間程度が経過し、解熱して全身状態が良ければ登園・登校・出勤が可能とされます。園・学校や職場のルールがある場合はそちらを優先し、医師の指示に従ってください。

溶連菌の検査(迅速検査)はいつ受けるべき?

強い喉の痛みと発熱があり、咳や鼻水が少ない、周囲で流行しているなど溶連菌が疑われる場合に、医療機関で喉のぬぐい液を用いた迅速検査を行います。結果が陰性でも疑いが強いときは、培養検査などを追加することがあります。

溶連菌の治療(抗菌薬)は何日飲みますか?

溶連菌感染症では抗菌薬が有効で、処方された期間(目安として10日間)を症状が軽くなっても飲み切ることが重要です。途中で中断すると再発や合併症リスクが上がることがあります。

溶連菌の発疹はどんな特徴がありますか?

溶連菌による発疹(猩紅熱)では、体幹を中心に細かい赤い発疹が広がり、触るとザラザラした感触になることがあります。数日後に皮膚が落屑することもあります。発疹の有無や程度には個人差があります。

溶連菌の合併症(急性腎炎/リウマチ熱)には注意が必要?

適切な治療で多くは予防できますが、発症後1〜3週間ほどして血尿・むくみ(急性糸球体腎炎)や関節痛・胸痛(リウマチ熱)などが出ることがあります。気になる症状があれば早めに受診してください。

溶連菌の劇症型(劇症型溶血性レンサ球菌感染症)とは?

まれに、溶連菌が重症化して全身状態が急速に悪化する劇症型(STSS)を起こすことがあります。強い痛み、意識障害、息苦しさ、冷汗、血圧低下などがあれば救急受診が必要です。

⚠️
医療免責事項

本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。