胃潰瘍の症状と治療ピロリ菌とストレスの関係
消化器系の病気
2024年12月31日
医療監修チーム
胃潰瘍ピロリ菌ストレスみぞおちの痛み
重要なポイント
- 主な原因はピロリ菌感染と鎮痛剤(NSAIDs)です
- 食後のみぞおちの痛みが特徴的です
- 黒い便(タール便)が出た場合は出血の疑いがあります
- ピロリ菌除菌で再発を予防できます
胃潰瘍とは
胃潰瘍は、胃酸などの攻撃因子と胃粘膜を守る防御因子のバランスが崩れ、胃の壁が傷ついてえぐれてしまった状態です。 40〜50代に多く見られますが、ストレス社会の影響で若年層でも発症することがあります。 放置すると胃に穴が開く(穿孔)こともあり、早期の治療が大切です。
主な症状
1自覚症状
- みぞおちの痛み(特に食後)
- 胸焼け、酸っぱいものがこみ上げる(呑酸)
- 吐き気、嘔吐、食欲不振
- 背中の痛み
2危険な兆候(出血)
- 吐血(コーヒー残渣のような色)
- 下血・タール便(海苔の佃煮のような黒い便)
- 貧血によるめまい、立ちくらみ
原因とリスク因子
ヘリコバクター・ピロリ菌
胃潰瘍の最大の原因はピロリ菌の感染です。ピロリ菌が出す酵素や毒素が胃の粘膜を傷つけ、慢性的な炎症を引き起こします。 日本人の保菌率は高く、特に中高年で多く見られます。
薬剤(NSAIDs)
ロキソニンやアスピリンなどの鎮痛剤の副作用。
ストレス
自律神経の乱れにより、血流低下や胃酸過多を招く。
喫煙
胃の血流を悪くし、治癒を遅らせる。
アルコール・刺激物
胃粘膜を直接刺激し、荒らす原因となる。
検査と治療
胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃の内部を直接観察し、潰瘍の状態や出血の有無を確認します。同時に組織を採取して、ピロリ菌の検査や、胃癌との鑑別を行うこともあります。
薬物療法・ピロリ菌除菌
胃酸の分泌を抑える薬(PPIなど)や胃粘膜保護薬を使用します。ピロリ菌陽性の場合は、抗菌薬による除菌治療を行うことで再発を劇的に減らすことができます。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
