卵巣癌の症状と早期発見原因と検診の重要性
がん・腫瘍
2024年12月31日
医療監修チーム
卵巣癌遺伝性腹部膨満感早期発見
重要なポイント
- 「サイレントキラー」と呼ばれ、初期症状が乏しいのが特徴です
- 年齢とともにリスクが増加し、特に閉経後に多く見られます
- 遺伝的要因(BRCA1/2遺伝子変異など)も関与しています
- お腹の張りや骨盤の痛みが続く場合は注意が必要です
卵巣癌とは
卵巣癌は、卵巣に発生する悪性腫瘍です。卵巣は骨盤の奥深くに位置しているため、腫瘍ができても外から触れにくく、また自覚症状が出にくいため、発見された時には進行していることが多い「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」として知られています。 しかし、早期に発見できれば予後は比較的良好です。
主な症状
1初期〜中期の症状
特有の症状は少ないですが、以下のような違和感が続くことがあります。
- お腹が張る(腹部膨満感)、下腹部が出る
- 下腹部の痛み、腰痛
- 食欲不振、すぐに満腹になる
- 頻尿、便秘
2進行すると現れる症状
- 腹水が溜まることによる強いお腹の張り
- しこりを触れる
- 体重減少
- 足のむくみ、呼吸困難
原因とリスク因子
排卵回数とホルモンバランス
毎月の排卵のたびに卵巣の表面が傷つき、修復されることを繰り返すことが発がんのリスクを高めると考えられています。そのため、排卵回数が多い人ほどリスクが高くなります。
出産経験がない、初経が早い、閉経が遅い方は要注意です。
その他のリスク因子
遺伝的要因
家族に卵巣癌や乳癌の方がいる場合(HBOCなど)
婦人科疾患
子宮内膜症の既往がある場合
年齢
40歳代から増加し、特に閉経後にリスクが高まる
生活習慣
肥満、喫煙、高脂肪食など
早期発見のための検診
経腟超音波検査(エコー)
腟から超音波プローブを挿入し、卵巣の大きさや腫瘍の有無、内部の性状などを詳しく観察します。痛みはほとんどありません。
腫瘍マーカー(CA125など)
血液検査で、卵巣癌で上昇しやすい特定のタンパク質の量を調べます。ただし、子宮内膜症など良性の病気でも上昇することがあるため、画像検査と組み合わせて判断します。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
