前立腺癌の症状と早期発見PSA検査と治療の選択
がん・腫瘍
2024年12月31日
医療監修チーム
前立腺癌PSA検査排尿障害男性の健康
重要なポイント
- 男性の癌罹患数で上位に位置し、増加傾向にあります
- 初期は自覚症状がほとんどありません
- PSA検査(血液検査)で早期発見が可能です
- 50歳を過ぎたら定期的な検診が推奨されます
前立腺癌とは
前立腺は男性にしかない臓器で、膀胱の下にあり尿道を取り囲んでいます。前立腺癌は、この前立腺の細胞ががん化したものです。 進行が比較的ゆっくりなものが多いですが、中には進行が速く転移しやすいタイプもあります。 近年、食生活の欧米化や高齢化に伴い、日本でも患者数が急増しています。
主な症状
1初期〜中期の症状
早期の段階では特有の症状はほとんどありません。進行すると、前立腺肥大症と似た排尿トラブルが現れることがあります。
- 尿が出にくい、勢いが弱い
- 頻尿(特に夜間のトイレ回数が増える)
- 残尿感(排尿後もすっきりしない)
- 排尿に時間がかかる
2進行すると現れる症状
- 血尿(尿に血が混じる)
- 骨の痛み(腰痛、背中の痛みなど)※骨転移による
- 下半身のむくみや麻痺
原因とリスク因子
加齢と遺伝
前立腺癌のリスクは年齢とともに上昇し、特に50歳以降で急増します。 また、父親や兄弟に前立腺癌にかかった人がいる場合、リスクが高くなることが知られています。
食生活
動物性脂肪の過剰摂取や、乳製品の摂りすぎなどがリスクを高める可能性があります。
肥満
進行した前立腺癌のリスクを高める要因の一つと考えられています。
早期発見のための検診(PSA検査)
PSA検査(血液検査)
前立腺特異抗原(PSA)というタンパク質の値を血液検査で測定します。 前立腺癌があると血液中のPSA値が高くなる傾向があります。 非常に簡便で感度の高い検査です。
※PSA値が高い=必ずしも癌というわけではなく、前立腺肥大症や前立腺炎でも高くなることがあります。
直腸診・その他の検査
医師が肛門から指を入れて前立腺の硬さや大きさを調べる直腸診や、 超音波(エコー)検査、MRI検査などを行い、癌の疑いがある場合は生検(組織を採って調べる)を行います。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
