元気屋 Genkiya
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うつ病の初期症状とサイン行動・表情の変化に気づくために

精神疾患・メンタルヘルス
2024年12月31日
医療監修チーム
うつ病初期症状行動の変化表情

重要なポイント

  • 「心の風邪」とも呼ばれますが、適切な治療が必要な病気です
  • 性格の弱さや怠けではありません
  • 早期発見・早期治療で回復が早まります
  • 休養、薬物療法、精神療法が治療の柱です

うつ病とは

うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスなどが重なることによって、脳の機能障害が起きている状態です。 脳がうまく働かなくなっているため、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。 日本では100人に約6人が生涯のうちにうつ病を経験すると言われており、決して珍しい病気ではありません。

主な症状

精神的な症状

  • 気分が落ち込む、憂鬱になる
  • 何をしても楽しくない、興味がわかない
  • 自分を責める、無価値感に襲われる
  • 思考力が低下し、決断ができない

身体的な症状

  • 眠れない、または寝すぎてしまう(睡眠障害)
  • 食欲がない、または食べ過ぎてしまう
  • 体がだるい、疲れがとれない
  • 頭痛、肩こり、動悸、胃の不快感

うつ病初期症状(早期に気づくサイン)

うつ病の初期は、本人も「疲れているだけ」「気のせい」と捉えがちです。大切なのは、いつもと違う状態が続くことに気づくこと。目安として、症状が2週間以上続く/生活に支障が出る場合は、早めに相談を検討してください。

心のサイン

  • 以前より不安・焦り・イライラが増えた
  • 楽しめない、笑えない日が増えた
  • 自分を責める考えが止まらない

体のサイン

  • 睡眠が浅い/早朝に目が覚める
  • 食欲の変化(減る・増える)が続く
  • 頭痛・肩こり・胃の不調が増えた

行動のサイン

  • 身だしなみや家事が手につかない
  • 連絡を返せない/予定を避けがち
  • ミスが増える、遅刻・欠勤が増える

原因とリスク因子

うつ病の原因は一つではありません。辛い出来事や環境の変化などの「環境要因」、 真面目・完璧主義などの「性格傾向」、遺伝的な要素などが複雑に絡み合って発症すると考えられています。

環境の変化

転職、昇進、引越し、結婚、離婚、死別など

過労・ストレス

長時間の残業、人間関係のトラブル、育児・介護疲れ

性格傾向

義務感が強い、仕事熱心、完璧主義、他人に気を使う

身体的要因

ホルモンバランスの変化(更年期、産後)、慢性的な病気

うつ病の人がとる行動(周囲が気づきやすい変化)

「うつ病の人がとる行動」は、怠けや性格の問題ではなく、脳の働きや体力が落ちていることによる結果として現れることがあります。次のような変化が複数当てはまり、以前より増えた場合は注意が必要です。

  • 人付き合いを避ける、会話が減る、返信が遅れる・返せない
  • 仕事や家事の段取りが立たない、ミスや物忘れが増える
  • 遅刻・欠勤が増える、急に予定をキャンセルする
  • お酒や甘い物、スマホなどに頼る時間が増える
  • ため息が増える、怒りっぽくなる、涙もろくなる

うつ病顔の表情(顔つき・表情の変化)

いわゆる「うつ病顔の表情」という言い方は広く使われますが、顔つきだけでうつ病かどうかは判断できません。ただし、心身の疲労や意欲低下が続くと、表情やしぐさに変化が出ることがあります。

表情に現れやすいサイン

  • 笑顔が減り、表情が乏しく見える
  • 目線が合いにくい、うつむきがちになる
  • 口数が減る、声が小さくなる、返事が遅くなる
  • 姿勢が丸くなる、動作がゆっくりになる

見た目だけで決めつけない

体調不良、睡眠不足、貧血、強いストレスなどでも同様の変化は起こり得ます。顔つきや行動の変化が続くときは、本人を責めるのではなく、休養と相談につなげる視点が大切です。

治療と回復

十分な休養

心と体をゆっくり休めることが何より重要です。職場や学校を休む、家事を減らすなどして、ストレスから離れる環境を作ります。

薬物療法

抗うつ薬を使用して、脳内の神経伝達物質のバランスを整えます。症状に合わせて、睡眠導入剤や抗不安薬なども併用します。 自己判断で中断せず、医師の指示に従うことが大切です。

精神療法

医師やカウンセラーとの対話を通じて、物事の受け止め方や考え方の癖を見直し、ストレスへの対処法を身につけていきます(認知行動療法など)。

⚠️
医療免責事項

本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。