月経困難症の症状と対策痛みの原因と治療法
泌尿生殖器系疾患
2024年12月31日
医療監修チーム
生理痛腹痛頭痛PMS
重要なポイント
- 日常生活に支障をきたす生理痛は病気です
- 「機能性」と「器質性」の2種類があります
- 鎮痛剤は痛みが強くなる前に服用するのが効果的です
- 我慢せず婦人科を受診することが大切です
月経困難症とは
月経困難症とは、月経期間中に現れる強い下腹部痛や腰痛などの症状により、日常生活に支障をきたす状態を指します。 単なる「生理痛」として我慢してしまう方も多いですが、背景に子宮内膜症などの病気が隠れている場合もあり、適切な治療が必要です。
主な症状
1身体的症状
月経の直前から月経前半にかけて強く現れることが多い症状です。
- 下腹部の痛み(絞られるような痛み、鈍痛)
- 腰痛、背中の痛み
- 頭痛、吐き気、嘔吐
- 下痢、便秘
- 貧血、めまい
2精神的症状
- イライラ感、気分の落ち込み
- 集中力の低下
- 疲労感、倦怠感
- 睡眠障害(眠気、不眠)
原因と種類
機能性月経困難症
特定の病気が原因ではなく、子宮を収縮させる物質「プロスタグランジン」の過剰分泌などが原因で起こります。 初経後数年から始まり、若年層に多く見られます。年齢とともに、または出産後に軽くなる傾向があります。
冷えやストレスも症状を悪化させる要因となります。
器質性月経困難症
子宮や卵巣に何らかの病気があることが原因で起こります。20代後半以降に発症することが多く、年齢とともに症状が強くなる傾向があります。
- 子宮内膜症:子宮内膜に似た組織が子宮以外の場所にできる病気
- 子宮筋腫:子宮の壁にできる良性の腫瘍
- 子宮腺筋症:子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉の中にできる病気
治療と対策
薬物療法
- 鎮痛剤(NSAIDs):痛みの原因物質プロスタグランジンの生成を抑えます。痛くなり始めに飲むのがコツです。
- 低用量ピル(LEP):排卵を抑え、子宮内膜が厚くなるのを防ぐことで、痛みを軽減します。
- 漢方薬:体質や症状に合わせて処方され、血行改善などを図ります。
セルフケア
- 体を温める:お腹や腰を温めると血行が良くなり痛みが和らぎます。
- リラックス:ストレスは痛みを増強させます。十分な睡眠と休息を取りましょう。
- 適度な運動:ウォーキングやストレッチなどで血行を促進しましょう。
婦人科受診のススメ
「生理痛はあって当たり前」ではありません。痛みが強くて学校や仕事を休むことがある、市販薬が効かない、年々痛みが強くなっているなどの場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
