元気屋 Genkiya
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高脂血症(脂質異常症)の対策コレステロール・中性脂肪の管理

生活習慣病
2024年12月15日
医療監修チーム
高脂血症コレステロール中性脂肪動脈硬化

重要なポイント

  • 自覚症状がほとんどない「サイレントキラー」です
  • 放置すると動脈硬化が進行し、血管が詰まりやすくなります
  • 心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります
  • 食事療法と運動療法が治療の基本です

高脂血症(脂質異常症)とは

高脂血症(現在は「脂質異常症」と呼ばれます)は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の値が基準値から外れた状態です。 血液がドロドロになり、血管の壁に脂質が溜まることで「動脈硬化」を引き起こします。 放置すると血管が狭くなったり詰まったりして、心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる病気を招く原因となります。

主な種類と基準

1
LDLコレステロール(悪玉)

増えすぎると血管の壁に入り込み、動脈硬化を進行させます。

140 mg/dL 以上 (高LDLコレステロール血症)

2
HDLコレステロール(善玉)

血管内の余分なコレステロールを回収する働きがあります。少なすぎると問題です。

40 mg/dL 未満 (低HDLコレステロール血症)

3
中性脂肪(トリグリセライド)

エネルギー源となりますが、増えすぎると肥満や脂肪肝の原因となり、HDLを減らしてしまいます。

150 mg/dL 以上 (高トリグリセライド血症)

原因と改善方法

食事療法のポイント

  • 飽和脂肪酸を控える:肉の脂身、バター、生クリームなどは控えめにしましょう。
  • 食物繊維を摂る:野菜、海藻、きのこ類はコレステロールの吸収を抑えます。
  • 青魚を食べる:サバやイワシに含まれるEPA/DHAは中性脂肪を下げる働きがあります。

生活習慣のリスク因子

運動不足

有酸素運動はHDLを増やし、中性脂肪を減らします

喫煙

タバコはHDLを減らし、動脈硬化を促進します

アルコール

飲み過ぎは中性脂肪を増やします

遺伝・体質

家族性高コレステロール血症などの遺伝的要因も

診断と治療

検査と診断

血液検査で診断します。空腹時に採血を行うのが一般的です。 健康診断で異常を指摘された場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

治療の流れ

1

生活習慣の改善

まずは食事療法と運動療法から始めます。3〜6ヶ月程度継続して効果を見ます。

2

薬物療法

生活習慣の改善だけでは数値が下がらない場合や、心筋梗塞などのリスクが高い場合は、 スタチン製剤などの薬を使用します。

医師からのアドバイス

高脂血症は自覚症状がないため放置されがちですが、血管の中では確実に動脈硬化が進行しています。 「薬を飲み始めたら一生やめられない」と心配される方もいますが、生活習慣が改善されれば薬を減らしたり中止したりすることも可能です。 まずは自分の数値を把握し、できることから改善していきましょう。

⚠️
医療免責事項

本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。