骨粗しょう症の予防と対策健やかな骨で人生を歩むために
重要なポイント
- 骨強度が低下し、骨折しやすくなる病気です
- 閉経後の女性に多く見られます
- 自覚症状が乏しく「沈黙の疾患」と呼ばれます
- 背骨の圧迫骨折や大腿骨の骨折が寝たきりの原因になります
骨粗しょう症とは
骨粗しょう症は、骨の量(骨密度)が減り、骨の質が劣化することで、骨がスカスカになり、もろくなってしまう病気です。 進行すると、ちょっとした転倒や、くしゃみなどのわずかな衝撃でも骨折しやすくなります。 特に高齢者の場合、骨折(特に大腿骨や背骨)をきっかけに要介護状態や寝たきりになるリスクが高いため、早期の対策が極めて重要です。
主な症状
1初期の症状
初期段階では自覚症状はほとんどありません。静かに進行するため注意が必要です。
- 自覚症状なし
- 身長が以前より低くなった気がする(進行のサイン)
2進行すると現れる症状
- 背中や腰が曲がる(円背)
- 背中や腰の痛み
- 身長の短縮(若い頃より2cm以上縮んだ場合は注意)
- 些細なことで骨折する(転倒、重いものを持つなど)
原因とリスク因子
加齢と閉経
骨も新陳代謝を行っていますが、加齢とともに骨を作る働きが骨を壊す働きに追いつかなくなります。 特に女性は、閉経により骨の分解を防ぐ働きをする女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少するため、骨密度が低下しやすくなります。
その他のリスク因子
生活習慣
喫煙、過度のアルコール摂取、運動不足
栄養不足
カルシウム、ビタミンD、ビタミンKの不足
薬剤・疾患
ステロイド薬の長期服用、糖尿病、甲状腺疾患など
遺伝・体質
家族に骨粗しょう症の人がいる、小柄で痩せ型の人
予防と対策
食事療法と運動療法
カルシウム、ビタミンD、ビタミンKを積極的に摂取しましょう。 また、骨に負荷をかける運動(ウォーキング、筋力トレーニングなど)は骨を強くするのに効果的です。 日光浴もビタミンDの生成を助けます。
骨密度検査
自分の骨の状態を知ることが第一歩です。 特に閉経後の女性や、リスク因子に当てはまる方は、定期的な骨密度検査(DXA法など)を受けることを強くお勧めします。
転倒予防も重要です
骨が弱くなっている場合、転倒が骨折の直接的な原因になります。 住環境の整備(段差の解消、手すりの設置)や、足腰を鍛える運動で転倒を防ぐことも、骨折予防の大切な柱です。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
