元気屋 Genkiya
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認知症の症状・種類・予防アルツハイマー型認知症と若年性認知症も解説

精神心理疾患
2026年1月4日
医療監修チーム
認知症 症状アルツハイマー型認知症認知症 予防若年性 認知症認知症 種類

重要なポイント

  • 加齢による単なる「物忘れ」とは異なります
  • アルツハイマー型が最も多い原因です
  • 早期発見・早期対応で進行を遅らせることが可能です
  • 本人だけでなく家族や周囲の理解とサポートが重要です

認知症とは

認知症とは、脳の神経細胞が破壊されたり減少したりすることで、認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態の総称です。 「病名」ではなく、特有の症状や状態を指す言葉です。 認知症 種類としてはアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などが知られ、原因によって症状の出方や進み方が異なります。 また、65歳未満で発症する若年性 認知症(若年性認知症)もあり、仕事や家庭の場面での変化として気づかれることがあります。

まずは変化を整理する

もの忘れや生活の変化が気になるときは、受診前に状況を整理すると相談がスムーズです。 認知症セルフチェック で項目を確認し、いつから・どの場面で困ったかをメモしておくと役立ちます。

認知症 症状(初期サインを含む)

1
中核症状(脳の障害による直接的な症状)

  • 記憶障害:新しいことが覚えられない、体験したこと自体を忘れる
  • 見当識障害:時間、場所、人物がわからなくなる
  • 理解・判断力の低下:手続きや計算ができなくなる、状況に応じた行動がとれない
  • 実行機能障害:計画を立てて段取りよく行動することが難しくなる(料理の手順がわからなくなる等)

2
行動・心理症状(BPSD)

環境や性格、周囲の対応などによって現れる症状で、個人差があります。

  • 不安、焦燥感、うつ状態
  • 幻覚、妄想(「財布を盗まれた」など)
  • 徘徊(あてもなく歩き回る)
  • 暴言、暴力、介護への抵抗

初期に目立ちやすいサイン(目安)

認知症 症状は人によって異なりますが、次のような変化が「以前と比べて増えた」ときは注意が必要です。

  • 同じ質問を繰り返す、約束を忘れる(体験そのものを忘れる)
  • 買い物や支払い、金銭管理のミスが増える
  • 料理・家事・仕事の段取りが難しくなる(手順がわからない)
  • 慣れた道で迷う、物の置き場所がわからなくなる
「気分が落ち込む」「意欲が出ない」などが強い場合、 うつ病 など別の原因が隠れることもあります。

主な原因と種類

アルツハイマー型認知症

最も多く(約6割)、脳に特殊なタンパク質が溜まり神経細胞が死滅・萎縮する。

脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血など、脳の血管障害によって起こる。

レビー小体型認知症

幻視やパーキンソン症状(手足の震えなど)が見られるのが特徴。

前頭側頭型認知症

性格の変化や、社会性の欠如、抑制が効かなくなるなどの症状が特徴。

アルツハイマー型認知症の特徴

アルツハイマー型認知症は認知症 種類の中で最も多いタイプです。新しい出来事を覚えにくい記憶障害が比較的早期から目立ち、 少しずつ進行することが多いとされます。早期に評価を受けることで、治療や生活調整で困りごとを減らせる場合があります。

起こりやすい困りごと

  • 置き忘れ・しまい忘れが増える
  • 同じ話を繰り返す、約束を忘れる
  • 手続きや金銭管理が難しくなる

見逃しを減らす工夫

「以前と比べて」の変化に着目し、家族の気づきもメモします。脳血管障害が関連する可能性もあるため、 脳卒中 の既往や危険因子がある場合は特に早めの相談が重要です。

若年性 認知症(若年性認知症)のポイント

若年性 認知症は65歳未満で発症する認知症で、仕事・家事・子育てなど「役割が多い時期」に起こるため、本人も周囲も気づきにくいことがあります。 うつ状態や強いストレスと見分けがつきにくい場合もあるため、変化が続くときは専門的な評価が役立ちます。

気づきの例

  • 段取りが崩れ、ミスや遅刻が増える
  • 言葉が出にくい、説明がうまくできない
  • 性格変化や社会性の低下が目立つ

支援の考え方

医療だけでなく、就労・家計・家族支援の調整が重要になることがあります。相談時は「いつから」「どの場面で」「何ができなくなったか」を具体的に伝えます。

診断と予防・対応

認知症 予防と早期発見のために

認知症を完全に防ぐ方法は確立されていませんが、発症のリスクを下げたり、進行を遅らせたりすることは可能です。

生活習慣の改善

適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠を心がけましょう。糖尿病や高血圧などの生活習慣病の管理も重要です。

社会参加と知的活動

人との交流、趣味活動、新しいことへの挑戦など、脳に刺激を与える活動を続けましょう。

血管リスクの管理

高血圧・糖尿病・脂質異常などの管理は、脳血管性認知症のリスク低下にもつながる可能性があります。 高血圧リスク計算 糖尿病リスク計算 で目安を確認するのも一つの方法です。

難聴・睡眠のケア

聞こえにくさや睡眠の質の低下は、生活の困りごとを増やす要因になります。睡眠が気になる場合は 睡眠の質チェック で整理し、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。

早期受診のススメ

「歳のせいかな?」と思っても、認知症の初期症状の可能性があります。 早期に診断を受ければ、薬物療法やリハビリテーションによって進行を緩やかにしたり、本人の不安を軽減したりすることができます。
もの忘れ外来や精神科、脳神経外科、神経内科などで相談できます。

よくある質問(FAQ)

Q1.認知症 症状(初期サイン)はどんなものですか?

同じ質問を繰り返す、段取りや金銭管理が難しくなる、予定の変更に対応しにくい、慣れた道で迷うなどが目安です。生活への支障が続く場合は早めに相談しましょう。

Q2.アルツハイマー型認知症の特徴は?

新しい出来事を覚えにくい記憶障害が目立ち、少しずつ進行することが多いタイプです。早期に評価を受けると、治療や生活調整で困りごとを減らせる場合があります。

Q3.若年性 認知症(65歳未満)でも起こりますか?

起こります。仕事や家事の段取り低下、ミスの増加、性格変化などがきっかけで気づくこともあります。うつ病などと見分けがつきにくい場合があるため、専門医への相談が役立ちます。

Q4.認知症 予防のために今日からできることは?

運動・睡眠・栄養・交流に加えて、高血圧や糖尿病など血管リスクの管理、難聴のケア、禁煙などが役立つことがあります。できる範囲で継続することが大切です。

受診の前後で困りごとを整理したいときは、 認知症セルフチェック も活用できます。

⚠️
医療免責事項

本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。