認知症の症状・種類・予防アルツハイマー型認知症と若年性認知症も解説
重要なポイント
- 加齢による単なる「物忘れ」とは異なります
- アルツハイマー型が最も多い原因です
- 早期発見・早期対応で進行を遅らせることが可能です
- 本人だけでなく家族や周囲の理解とサポートが重要です
認知症とは
認知症とは、脳の神経細胞が破壊されたり減少したりすることで、認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす状態の総称です。 「病名」ではなく、特有の症状や状態を指す言葉です。 認知症 種類としてはアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などが知られ、原因によって症状の出方や進み方が異なります。 また、65歳未満で発症する若年性 認知症(若年性認知症)もあり、仕事や家庭の場面での変化として気づかれることがあります。
まずは変化を整理する
もの忘れや生活の変化が気になるときは、受診前に状況を整理すると相談がスムーズです。 認知症セルフチェック で項目を確認し、いつから・どの場面で困ったかをメモしておくと役立ちます。
認知症 症状(初期サインを含む)
1中核症状(脳の障害による直接的な症状)
- 記憶障害:新しいことが覚えられない、体験したこと自体を忘れる
- 見当識障害:時間、場所、人物がわからなくなる
- 理解・判断力の低下:手続きや計算ができなくなる、状況に応じた行動がとれない
- 実行機能障害:計画を立てて段取りよく行動することが難しくなる(料理の手順がわからなくなる等)
2行動・心理症状(BPSD)
環境や性格、周囲の対応などによって現れる症状で、個人差があります。
- 不安、焦燥感、うつ状態
- 幻覚、妄想(「財布を盗まれた」など)
- 徘徊(あてもなく歩き回る)
- 暴言、暴力、介護への抵抗
初期に目立ちやすいサイン(目安)
認知症 症状は人によって異なりますが、次のような変化が「以前と比べて増えた」ときは注意が必要です。
- 同じ質問を繰り返す、約束を忘れる(体験そのものを忘れる)
- 買い物や支払い、金銭管理のミスが増える
- 料理・家事・仕事の段取りが難しくなる(手順がわからない)
- 慣れた道で迷う、物の置き場所がわからなくなる
主な原因と種類
アルツハイマー型認知症
最も多く(約6割)、脳に特殊なタンパク質が溜まり神経細胞が死滅・萎縮する。
脳血管性認知症
脳梗塞や脳出血など、脳の血管障害によって起こる。
レビー小体型認知症
幻視やパーキンソン症状(手足の震えなど)が見られるのが特徴。
前頭側頭型認知症
性格の変化や、社会性の欠如、抑制が効かなくなるなどの症状が特徴。
アルツハイマー型認知症の特徴
アルツハイマー型認知症は認知症 種類の中で最も多いタイプです。新しい出来事を覚えにくい記憶障害が比較的早期から目立ち、 少しずつ進行することが多いとされます。早期に評価を受けることで、治療や生活調整で困りごとを減らせる場合があります。
起こりやすい困りごと
- 置き忘れ・しまい忘れが増える
- 同じ話を繰り返す、約束を忘れる
- 手続きや金銭管理が難しくなる
見逃しを減らす工夫
「以前と比べて」の変化に着目し、家族の気づきもメモします。脳血管障害が関連する可能性もあるため、 脳卒中 の既往や危険因子がある場合は特に早めの相談が重要です。
若年性 認知症(若年性認知症)のポイント
若年性 認知症は65歳未満で発症する認知症で、仕事・家事・子育てなど「役割が多い時期」に起こるため、本人も周囲も気づきにくいことがあります。 うつ状態や強いストレスと見分けがつきにくい場合もあるため、変化が続くときは専門的な評価が役立ちます。
気づきの例
- 段取りが崩れ、ミスや遅刻が増える
- 言葉が出にくい、説明がうまくできない
- 性格変化や社会性の低下が目立つ
支援の考え方
医療だけでなく、就労・家計・家族支援の調整が重要になることがあります。相談時は「いつから」「どの場面で」「何ができなくなったか」を具体的に伝えます。
診断と予防・対応
認知症 予防と早期発見のために
認知症を完全に防ぐ方法は確立されていませんが、発症のリスクを下げたり、進行を遅らせたりすることは可能です。
早期受診のススメ
「歳のせいかな?」と思っても、認知症の初期症状の可能性があります。 早期に診断を受ければ、薬物療法やリハビリテーションによって進行を緩やかにしたり、本人の不安を軽減したりすることができます。
もの忘れ外来や精神科、脳神経外科、神経内科などで相談できます。
よくある質問(FAQ)
Q1.認知症 症状(初期サイン)はどんなものですか?
同じ質問を繰り返す、段取りや金銭管理が難しくなる、予定の変更に対応しにくい、慣れた道で迷うなどが目安です。生活への支障が続く場合は早めに相談しましょう。
Q2.アルツハイマー型認知症の特徴は?
新しい出来事を覚えにくい記憶障害が目立ち、少しずつ進行することが多いタイプです。早期に評価を受けると、治療や生活調整で困りごとを減らせる場合があります。
Q3.若年性 認知症(65歳未満)でも起こりますか?
起こります。仕事や家事の段取り低下、ミスの増加、性格変化などがきっかけで気づくこともあります。うつ病などと見分けがつきにくい場合があるため、専門医への相談が役立ちます。
Q4.認知症 予防のために今日からできることは?
運動・睡眠・栄養・交流に加えて、高血圧や糖尿病など血管リスクの管理、難聴のケア、禁煙などが役立つことがあります。できる範囲で継続することが大切です。
⚠️医療免責事項
本記事の内容は一般的な健康情報であり、個別の医学的アドバイスではありません。 健康上の懸念がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門医の診断を受けてください。
